アジコギ通信−vol.10− 2006年3月
3月6日中国ブロックアジリティ競技会報告
3月6日(日)岡山で行われた中国ブロックアジリティ競技会に参加した。
1月に私自身の2回目の妊娠がわかり即日アジは産休となった。
これから子供を産むまで走ることができない。みゆきはいつ引退になるかもしれないし
るりは3歳で今が一番伸びる時期だと思う。2頭とも私と一緒に休んでしまったら
貴重な期間を棒に振ってしまうと思い、急遽人にハンドリングを代わってもらうことにした。
みゆきは前回の産休時にもお願いした早苗先生にまた走ってもらうことにし、
るりはアジの「ア」の字も知らなかった旦那にお願いすることにした。
るりを旦那にお願いした理由はいろいろあるんだけど、一番にアジの楽しさを旦那にも
知ってもらいたかったから。どうかなぁ、楽しんでくれてるだろうか…?
二人ともだいたい週1回のペースで練習。競技会まで5回も練習できなかったのではないだろうか?
しかし、先生も旦那も文句も言わず競技会に出てくれた。それだけでも私は感謝すべきだろう。

成績
るり AG1 ノーミスクリーンラン 12席
   JP1 ノーミスクリーンラン  10席

みゆき AG3 失格
    JP3 ノーミスクリーンラン 8席

るりは私と既に2度で走っている犬だが、今回はハンドラーが初めてなので 1度に下げてエントリー。直前の練習ではビギナーにしといたほうが良かったかな… と思うほど不安だらけだったが、いざ蓋を開けてみるとなかなかの好テンション。 1番バー、2番タイヤ、3番ソフトトンネル、4番バーとまっすぐ走って5番トンネルに入るコースで 3番を予想以上の速さで飛び出してきて4番の横を抜けそうになった。 何とか持ちこたえて後はスムーズに走ってゴール。4番で拒絶を取られたと思っていたが 結果を見たら減点されてなかった。 旦那の記念すべき初競技会は無事ゴールできたわけだ。 後で旦那から「なんでるりは4番をまっすぐ跳ばんかったん?」と聞かれ ソフトトンネルはまっすぐ犬が走り抜けるように見えて実はハンドラー側に犬が寄ってくる ことを説明したら、「だって練習で先生がるりに寄って行ったらるりが押されてバーを跳ばんからって言われたし」 と答えが返ってきた。つまり犬に近寄りすぎないよう少し離れて走っていたら予想以上に犬が寄ってきてしまったのだ。 確かに練習では、るりに寄りすぎて押してしまう場面があったからこれは仕方ないなぁ。 るりは私と走る時より旦那と走る時のほうが速い(笑)人の足の速さに合わせてるのか、 それとも旦那の方が私より怖いので真面目に走ってるのか?つまり私ってなめられてる? ともかく、AGはテンション良かった。その次のJPはこれまたなぜなのか、いつもどおりくらいにスピードが落ち テンションも少し低めで完走。バックスイッチとかフロントスイッチとか 理屈をまだ理解してない旦那は自分で思うようにハンドリングしたらしいが、 途中結構難しいフロントスイッチまでしてたよ。本人はもう少し順位が上だとなお嬉しかったようだが 私なんて4走すべて失格…なんて競技会もあるし、2走とも完走できるなんてすごいと思うよ。 ってことで、これからもがんばってねぇ〜!!

みゆきもAGから競技開始。6年大会に出てきて、今回初めてヒートが重なった。 6年間1度もヒートが当たらなかったのが奇跡と言えば奇跡かもしれないが 敷物を敷いてのスタートも初めてなら、どんなテンションになるのかも未知数。 しかも、最近とにかく私を探す傾向にあるためスタート地点までずっと一緒についていって 「大丈夫、私はここで見てるから先生と走っておいで」と静かに送り出してやらないといけない。 久々の出走で先生自身も緊張されている様子だし、なんだか見てるだけの私まで すごくどきどきだった。 コートに入ったみゆきはビニールシートは全く気にせず、テンションもいつもどおり。 でも、ちょっとこっちを振り返ったりする。「私はいいから先生に集中して〜!!」と 祈るような気持ちで立ってるだけの私だったが、いざスタートしたらちゃんと走ってくれた。 検分時、見てて気になったのは1箇所。トンネルを出たあと正面のAフレームに上るところで トンネル出口に「いらっしゃい〜」とばかりにバーが置いてある所。呼びが効きすぎたらAフレーム拒絶するし 呼ばないと間違いなくそのバーを跳ぶだろうと思っていたが、その予感的中。バーを跳んでしまい失格…。 割と気持ちよく走っていただけにちょっと残念。 その後、JPは先生の気合でなんとか持ちこたえてノーミスクリーンラン。 AGもJPも比較的素直な気持ちの良いコースだったと思う。 みゆきと先生のリズムとゆうかみゆきの癖とか今回の競技会でまた少し先生に伝わったと思う。 こうやって実践を重ねながら二人のリズムを確認していくしかないんだよね。 先生、引き続きよろしくお願いします。

今回、他にも嬉しいこととゆうか励みになることがいっぱいあった。
1つはみゆきの子供達の活躍。完走して入賞することはもちろん嬉しいけど どの子もすっごく楽しそうだってゆうのが何より嬉しい。
人と犬がいい関係なんだとゆうことがすぐわかって幸せな気持ちになれた。
それからお友達のシェルティの活躍も嬉しかった。今回で目出度く2度昇格となったんだけど
途中いろんなことがありながらも自分達のペースを崩さず、地道に努力している姿は見習いたいなと思う。
そして、もう1つ。みゆきと同世代の犬達がまだまだ現役で3度を走ってることが
とっても励みになった。3度に出てるだけじゃなくてみんなスピードもあって
元気一杯だ。みゆきと同年齢の子たち、私は勝手に20世紀世代と呼んでるのだが
彼らを見ているとみゆきも引退なんてまだまだねと思えてくる。


見てることしかできない今が自分の目を鍛えるいいチャンスだと思うから
今しかできないことをしっかりやっていきたいと思う。

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