アジコギ通信−vol.2− 2004年9月
みゆき復帰
3月にグリーンピア安浦で行われたイベントでのアジ実演の後、 みゆきは産休・育休のため全く練習していない。夏は西日本では大会も無かったし ね。8月に入り10月の競技会に向けぼちぼち練習を再開した。といっても 4ヶ月以上まともに走っていないので足の筋肉は落ちている。それに出産 ・育児でも体力を使い果たしている。

いきなりパワー全開という訳にはいかないので、軽くハードルを跳ぶことから 始めている。ハードルも2度クラスのようなひねった配置ではなく、簡単 に走れるコースだ。それでも、みゆきはいつもの調子で跳ぼうとして、思 うように足が上がらず自分でも「あれっ??」って感じで走っている。タッチ 障害やスラロームも一応基本はこなせるので、あまり回数はやらない。 徐々に筋力を戻していって競技会前には元通り・・・になる予定だ。
そして、この機会に最近少し怪しくなってきたスタートのマテを強化する ことにした。みゆきはアジに対して意欲のある犬だ。そのかわりやる気が空回り して、スタートでじりっじりっと動いてしまう。競技会場の雰囲気とか、 ハンドラーである私の緊張感とか、みゆきを興奮させる要素はたくさんあって 課題は山積みなんだけど、とにかく秋までに頑張ってみようと思う。 今秋は「びしっと待てる女」になっていてほしいものだ。



ひたすら待て・・・
今月の訓練
@タッチ障害

大型犬に比べ、足の短いコーギーにとってはやりやすいタッチ障害だけれど タッチゾーンを「踏む」ことを教えなければコーギーでも跳んでしまう。 Aフレーム、シーソー、ドックウォークという障害にはタッチゾーンという のがあって上り下りそれぞれ色の違う部分を踏まないと減点されてしまう。 1秒、2秒を争うアジにおいて、タッチゾーンでの減点は致命傷だ。 タッチ障害の教え方は人によって様々だが、私の通う訓練所では次のように 教えてくれる。

犬の側の手(左脚側に犬がついてるなら左手、右脚側なら右手)におやつを 持ち、タッチ障害の下りにさしかかったらその手で犬を誘導する。 このとき、手はなるべく低く、犬の目線に出す。そして犬の前足が 地面につくところで止め、おやつをやる。手は地面のすれすれまで ずっと誘導する。犬が落ち着いて止まっている状態で次の 障害の指示を出す。

るりとタッチ障害の練習をしていて先生に注意されたことは 「最後まで丁寧に誘導すること」だ。犬について走りながら 犬が止まる位置まで丁寧に誘導するのは、案外難しかったりする。 ハンドラーは次の障害に気を取られていて犬から目を離していたりするし。 本番では、スピードを争うため練習ほどしっかりタッチゾーンで 止めることはしないけれど、練習では毎回しっかり止めてから 次の障害へ誘導する。この練習を積むことでメリハリのある 走りができるようになると思う。

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