みゆき盗み食い




小さな頃から枕元にダンボールが落ちても平気で寝ていたり
旦那の実家で庭からリビングにダッシュして、
閉まっている透明の窓ガラスに激突したり、
コーギーって本当に話題に事欠かない犬種だと思う。
毎日ずっと見ていても飽きない。
そんなみゆきがやらかした事件を1つ紹介しよう。

ふくは3歳を過ぎた頃から結石症を患っていて、
その当時も病院で処方された特別食を食べていた。
7kgくらいのドライフードで、もらってきたばかりのほとんど手をつけていない
袋を台所に置いていた。
もちろん酸化しないように口は封をして輪ゴムでしっかり止めていた。

いつも通り仕事をして家に帰ってみると、そのドライフードの袋が破れ
台所に散乱していた。中身はほとんど残っていなかった。
「ありゃー、やられた!!」と思い犬の様子を見てみる。
ふくはいつも通りというか、ちょっぴり申し訳なさそうな顔でこっちを見ている。
みゆきはなんだかだるそうに寝そべっていたが、
そのお腹はいつもの倍くらいに膨らんでいた。
それは、臨月を迎えた母犬のようだった。
みゆきがあのフードをたいらげたのだとすぐわかった。
ふくも少しは食べたかもしれない。
しかしほとんどはみゆきのお腹に収まったのは間違いなかった。

そのフードはふく用の特別食だからみゆきはいつもは食べられない。
だからみゆきがそれを欲しいと思っていた、かどうかはわからないが
まさか7kgをほとんど食べてしまうとは思ってもみなかった。
よく犬のしつけの本に「犬は与えれば与えただけ食べるので、
飼主が餌の量をコントロールしましょう」と書かれているが、
それを身をもって体験してしまった。

その日は晩御飯抜き。病院食なのでかえって身体への影響も心配したが、
1週間ほど下痢をしたくらいでその後はケロッとしていた。
数年後、みゆきは本当の出産を経験したのだが、
臨月の頃、まさにこの時と同じお腹だった。
(画像は出産前のみゆき。この事件のときもこんな感じだった)
それ以来、我が家では犬の口の届く所には、たとえ未開封であっても
フードやおやつは決して置かないことにしている。

 

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