耳のその後




みゆきの出産で慌しい毎日を送っていて報告が遅くなったが
実はふくの耳、結局手術した。
病院で毎日血を抜いてもらうこと3日目、
昨日よりたくさん血がたまっているのを見て
思い切って手術することにした。
終わりが見えないのに、何日も何日も病院で
怖い思いをさせるのはかいわいそうだ。

先生の説明では、全麻といっても軽いものであること、
直径3mmくらいのパンチで何箇所か穴を開け
そこから血を出してたまらないようにし、
ポケットを縫って皮がついて隙間がなくなるようにするとのことだ。
麻酔の前には血液検査をし、麻酔を打っても大丈夫かどうか
確かめてから手術を行ってくれる。
手術後何日かは通院し、傷のふさがり具合等確認するそうだ。

朝病院へ連れて行き、ふくを預けた。
夕方には終わっているので迎えに来るようにとのことだ。
途中もし何かあったら携帯に連絡をもらうようお願いして病院を後にした。
そして、夕方迎えに行くと、ふくは元気そうでしっかりしていた。
全麻と聞いていたのでもっとふらふらかと思っていたが、
軽いものなのですっかり覚醒していた。
耳にはぐるぐる巻きに包帯が巻かれていて痛々しいが
とにかく無事成功したようだった。

翌日、包帯の交換のため病院へ行く。
包帯を取ったら生々しい穴が3箇所開いていた。
ふくが耳をぱたぱた振るものだから
ぴちぴちと血がそこら中に飛び散ってしまった。
傷の具合とまた血がたまってないかを見て
昨日と同じようにまた包帯を巻いてもらった。
順調なようで、次は3日後でいいそうだ。
3日後の診察でも調子がよく
10日後に抜糸できることになった。

10日後、無事抜糸を済ませ、ふくは病院通いから開放された。
今回は手術の選択をしてよかったと思う。
麻酔をかけることへの抵抗があったが
結果的に手術をしたほうがふくへの負担は少なかったと思う。
ただ、今回麻酔前の血液検査でちょっと気がかりなことがあった。
肝臓の数値がちょっと良くなかった。
今すぐどうこうというほどの値ではないので
今後何ヶ月か毎に血液検査を継続したほうがよいと言われた。
今夏には8歳になるふく、そろそろお年寄りの仲間入りだから
定期的な健康診断は必要だろうなと思う。

1ヶ月近く前の出来事なので、
大雑把な文章になってしまったが
7月になった現在、ふくはいつもの調子で
いつもどおりの生活だ。
ただ、垂れてしまった右耳はやはり治らなかった。



 

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