みゆきを迎える−4





生後35日で家に来たみゆきは1回目の予防接種が済んでいなかったので、
家になじんで落ち着いた頃獣医の先生に診てもらおうと思っていた。
しかし、事態は急転した。

家に来た日から、指定されたフードをお湯でふやかし与えていたのだが、
戻すし、下痢はするし、しまいには食べなくなってしまったのだ。
これは命に係わると思い、急いで獣医さんに連れて行った
先生は「こんな幼い子犬を母犬から離すのは僕は反対だ」と言われた。
フードは少し食べれるようになっているけど、
離乳はまだ完成してないのだろうとのこと。
とにかく栄養を取らなければいけない。
食べることが出来ないので、点滴をしてもらった。
予防接種をするにはまだ幼すぎるが、
先住犬がいるので週に1回インターフェロンの注射に通うことになった。
これで、ワクチンは打って無くても病気の予防ができるのだそうだ。

その後、しばらく病院通いが続いたが無事食欲も戻った。
生後60日を過ぎて、1回目の予防接種を済ませる頃には元気いっぱいの子犬になっていた。
先生は、「みゆきと一緒に売られていった子犬は無事に育ったかねぇ」と心配していたが
ほかの子犬達は今ごろどうしているのだろうか?


そんなこんなでとんだ大騒動となった2頭目の仲間入りだったが、
それ以後はほとんど病気をすることもなくすくすく育っていった。
もちろんいたずらもやりたい放題だったけど・・・。

何よりうれしかったのは、ふくが吐かなくなったことだ。
昼間2頭で過ごすのでストレスは軽減したのだと思う。








 

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