しっぽ

今回の子犬たちは、7頭中6頭はペンブロークにして
立派なしっぽを残したままだ。

るりは、長くて太い、どちらかといえば垂れ尾なのだが、
しっぽにも個性があって面白い。
生まれてすぐはどの子も似た感じのしっぽだったが、
成長とともに違いが出てきた。
すーっと長めで、まっすぐの子もいるし、逆に
太くて短めで背中の方にキュッと上がっている子もいる。

ペンブロークは生まれてすぐ断尾するため、
しっぽの形には決まりが無かった。
というか、生まれつき無尾かあっても短いというのが
スタンダードだ。
現在、ペンブロークの断尾を禁止する国も増えており、
そうゆう国ではしっぽの形状にもスタンダードがあるけれどね。
今まではしっぽの形によって選択淘汰されていないので、
同じ兄弟でもいろんな形のしっぽが出るのかなぁと思った。
でも、これまた面白いことに形や長さは様々でも
みんなしっぽの先は白いんだよね。
遺伝って、不思議だね。

ついでに、1頭だけ生まれる前からの新しいオーナーさんの希望で
断尾をした子の断尾の様子も紹介しよう。
生後7日目に病院で断尾をお願いした。
断尾の方法は外科的に切ってしまう方法と
輪ゴムで根元を縛り壊死させて落とす方法がある。
るりの姉妹のときと同じ輪ゴムの方で今回も断尾した。
先生は、私にもできるよとおっしゃったが、
失敗してより痛い思いをさせるのが恐かったので
先生にお願いした。
先生は、できるだけ尾の付け根部分を
輪ゴムできつく縛ってくれた。
縛っている間、多少暴れていたが
痛みで泣き叫ぶといった様子は無く
手際よく処置は行われた。
10日くらいで落ちますよと言われていたが
1週間もしないうちにほとんど取れてしまった。
別用で病院に行くことがあり、
ついでに連れて行ったら、
その場で、しっぽを取り、傷口も縫ってくれた。

断尾をすることで、子犬に相当な負担をかけるのでは・・・
と心配していたのだが、幸いこの子は
泣き叫ぶこともなく、断尾後も、傷口が化膿したり
といったトラブルもなく無事断尾できた。
前回の時もこの子も、輪ゴムで縛る方法を取ったので
はさみで「切る」方法よりは痛みは無かったと思う。
しかし、麻酔をかけないで「切った」とか
断尾後、傷口が化膿して「死んだ」とかいう
話も耳にしたことがある。
それが現実かどうかは私は経験していないことなので
なんとも言えない。
しっぽが無いという「コーギーらしさ」に
こだわる人が多いのも事実だと思う。
何が正しくて何が間違いか、それは
簡単に結論の出る話ではないと思うので
ここではあえて触れないでおきたい。
ただ、いろいろ考えさせられる問題・・・だよね。

 

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