出産したのは・・・

6月2日(水)AM9:00、あまりにもしんどそうなので病院へ連れて行った。
エコーを撮ってもらったら子供の心臓はちゃんと動いていた。
子供たちは元気なようだ。今日出産は間違いない、と先生に言われ一旦帰宅した。
AM10:00、おりもののような透明の液体がだらだらと出た。
破水か?と思ったが、前回の緑色と全く違っていたので少し様子を見てみる。
みゆきは落ち着かない雰囲気で、時々いきんでいる感じだ。
しかし、そのまま時間が過ぎ、お昼をまわった。
PM1:00先生と連絡を取り、破水らしきものはあったが、
一向に生まれてこないことなど今の状況を伝える。
指で産道を触ってみるよう、先生から指示があり、その場で確認した。
そしたら、なんと子犬の手か足が当たった。
すぐそこまで来ているのに、陣痛が弱いらしく出てこれないようだ。
すぐ病院に来るよう指示され、とる物もとりあえず車で出かけた。
ひらめのお家のお姉さんのくりこさんが付き添ってくれた。

駐車場からみゆきを抱えて病院へ入る途中、くりこさんが一言。
「足が出てるよ!!!」
抱いたみゆきのお尻付近を見てみると、子犬の下半身がだらっとのぞいていた。
「先生!!足が出てる!足が!!!」
あたふたと院内へ入り、診察台の上でみゆきの2回目の出産が始まった。
PM1:30、第1子誕生。320gの男の子で逆子だった。
PM2:00、続いて第2子誕生。280gの男の子。
今回は、子供がでかい!カイ君の飼い主さんから、
カイ君の家系はBIGだと知らされていたが
こりゃぁお腹がぱんぱんになるはずだと納得。
PM2:18、そうこうしているうちに第3子誕生。320gのこれまた男の子。
PM2:43、第4子誕生。300gのまたまた男の子。
PM3:12、第5子が逆子で誕生。320g、そして男の子。
うーん今回は男ONLYかも・・・
PM3:51、第6子が280gで誕生。出ました!今回は女の子。
すべて男!とゆう状況はこれで無くなった。

ここまで割と順調に生まれてきた。
もちろん先生の的確な助力があったからこその安産だ。
家で自分たちだけで立ち会っていたらもっと難産になっていただろう。
狭い診察台の上で、一生懸命子供を産むみゆきもさすがに疲れが見えてきた。
お水をもらい少し外を歩かせる。そしてこの日3度目となる陣痛促進剤を入れた。
今回は、陣痛が微弱で子供がうまく出てこれないので、途中、促進剤を注射した。
それも3本までしか打てないので、みゆきの様子を見ながら間隔を空けて注射した。
かなり時間が空いて、PM5:20、第7子がやっと生まれてきた。
これまた逆子の女の子。220gとちっちゃめだ。
この子もお腹の中で、頑張っていたのだろう。出てきても元気が無い。
助手のお姉さんがドライヤーで乾かし、マッサージをしてくれる。
そのうち、血色が良くなり、しっかり息をするようになった。

確認のためレントゲンを撮り子供が残っていないことを確認。
お腹の感じからしてももう終わりだろう。
という判断となり、みゆきと7頭の子供たちと病院を後にした。
病院に着いてから約4時間。診察台に敷いたタオルを何枚も何枚も交換してもらい、
手厚い処置をしていただいて無事出産を終えることができた。
先生には本当にお世話になった。感謝の気持ちで一杯だ。
出産の合間の空き時間に写真を撮っておきたいと思ったが、
なにせ、慌しく家を出てきたので、カメラを持参するのを忘れてしまった。
なので、残念ながら出産時の写真は無い。

帰宅し、犬たちの散歩を済ませ、夕食を済ませ、ほっと一息ついた
PM8:00、旦那が異変を発見した。
産室に黒い塊が!!!8頭目が生まれていたのだ。
病院でレントゲンで確認したはずなのに、いったいどこに隠れていたのか?
そんなことよりこの子の生死が大問題だ。
とにかくマッサージをして、鼻を吸ってやる。
血色も悪く、息も弱弱しい。頑張れ、頑張れと声を掛け、マッサージを続けていると
なんとか息をしはじめた。200gとほかの子に比べずいぶん小さな男の子だ。
先生に電話をし、8頭目誕生の報告をした。
先生もかなり驚いていた様子だ。
先生はレントゲンを手を抜いて見るような方ではないので
ホントに隅っこの方に隠れるようにいたのだろうと思う。

こうして、2回目のみゆきの出産はやっと終わった。
そして、私たち人間の長〜い1日もやっと終わった。

 

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