子犬たちが生まれた翌日から、日に何回も体重測定をしている。
みんな、お母さんのお腹にいた時と比べ、体重は減少している。
これは、一時的なもので羊水の中にいた時の水分が抜けるからだそうだ。
微妙に増えたり減ったり、10g単位での体重の増減に一喜一憂している。
しかし、産後みゆきの体調が思わしくない。とゆうかかなり悪い。
出産前から軟便だったのが、産後ひどい下痢になってしまった。
水様便を日に何度も出す。そして、食欲も無い。
脱水症状から、乳もほとんど出ない(泣)
とにかく母体が早く回復しないと子供たちは成長できない。
産後1週間は頻繁に病院に通った。
15分ほどかけて、皮下点滴してもらう。
先生から薦められた缶詰フードに替えた。
ウエットだと水分が取りやすいし、消化もいい。
それでもなかなかみゆきは回復しなかった。
前回の出産のときはこんなことなかった。
先生がおっしゃるには、子犬の頭数が多かったので
腸など内臓がかなり圧迫されていて、血流が悪くなっていて
それがなかなか回復しないのだろうということだった。
みゆきの乳が出ないのなら、ミルクを足すしかないのだが、
最初の3日くらいは初乳といって免疫力たっぷりの母乳を飲ませないといけない。
そして、その後もミルクをやるときに
市販の犬用哺乳瓶では吸い穴が大きすぎてミルクが肺に逆流したら
誤嚥性肺炎を起こし子犬はすぐ死んでしまう。
なので、注射器やスポイトで慎重に慎重に哺乳を行った。
昼夜関係なく1〜2時間おきのミルクはさすがにきつかった。
みゆきもすぐれない体調で身を削りながら子育てをしているのだ。
私も精一杯のことをしようと思った。
息子が生まれたばかりの頃、やはり1〜2時間おきに乳をやりミルクをやっていた頃を
思い出し、人も犬も同じだなぁ、などと思った。
みゆきも私も奮闘している最中、起きてほしくない事は起きてしまった。
[PR]動画