離乳食

今回は、離乳食のお話。
離乳食といっても、フードをお湯でふやかして・・・
という話ではなく、母の与える本当の離乳食だ。

子犬が産まれたら、母犬は誰が教えたわけでもないのに
へその緒を噛み切り、全身をなめてやり、乳を与える。
外敵には毅然と立ち向かい、自分の身を削って乳を与えつづける。
これらは犬の本能で、その世話っぷりはホントに健気だ。

そんな、本能の一つなのだろう。
子犬の歯が生え始め、そろそろ離乳食を始めようかと
思い始めた頃、みゆきは子犬の前で度々吐くようになった。
これは前回の子育て時にも経験済みだったので
驚くことはなかったけど。
もう少し詳しく状況を説明すると、
歯の生えた子犬達が、みゆきに乳を催促して
乳首に吸い付く。
みゆきは子犬の歯が痛いので、嫌がって逃げる。
そして、すこしすると「ゲロっ」(食事中の方、失礼(~_~;))と
自分の食べたものを戻すのだ。
この母が吐き戻した餌は、半消化状態のもので
子犬にとっては胃に優しいご馳走なのだ。
かなりの量を吐き戻すので、胃の中にあるものを
ほとんどすべて出していると思われる。
子犬の歯が生えていない頃は、いくら子犬が乳を吸っても
吐くことは無かった。
尖って硬い歯で乳首を噛まれることが刺激となって
吐き気を催すらしい。これは何かの本にも書いてあった。
本能とはすごいものだ!とつくづく感心させられる。

と、ここまではとっても感心な話なのだが・・・
こうゆうことには落ちがつきものなのか?
子供の前で自分の胃の中身をすべて吐き戻したみゆき、
子犬に半消化状態のその餌を与えるのかと思いきや
すべて自分が食べてしまっていた(~_~;)
子犬が近寄ろうものなら歯をむき出して威嚇しながら(爆爆)                     (みなの視線の先には母みゆきが・・・)
本能と食欲はまた別物らしい・・・
せっかくのご馳走を、目の前で母に食べ尽くされ
あっけにとられる子犬たちなのでした。

ついでに言ってしまうと
犬ガムやジャーキーなどのおやつも
みゆきはその場では食べず、必ず
子犬の前まで持っていく。
そして、・・・やはり子犬には与えないのだった。
見せびらかすようにずーっとくわえたまま
子犬の側から離れない母であった(自爆)







 

[PR]動画